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2019/10/01 月の光が届くまで 星から星へ『インターステラ―』の旅①

こんにちは、シティコンタクト大分店です。

すっかり秋の空気になりましたね!

9月の十五夜に続き、十三夜や十日夜(とおかんや)など、まだまだお月見イベントが続くこの季節。空気が澄んで本当にきれいな月が見えますよね。

十五夜にお月見をした方は十三夜も合わせてお月見した方が縁起がいいらしいですよ!ちなみに今年の十三夜は10月11日です。

私たちにとって最も身近な星である月ですが、いつも見ているのがいつの姿かご存知ですか?

当然リアルタイムだろうと思いきや、月から地球に光が届くまで実は約1.3秒かかっています。私たちは常に少しだけ過去の月の姿を見ているのです。太陽までは約8分19秒、太陽系でいちばん外側を回る海王星まではおよそ4時間ちょっと。

ちなみに太陽系は天の川銀河の端っこにあるのですが、銀河の中心まではなんと2万8000光年です。

「光年」と言われると時間の話かな?と思ってしまいがちですが、これは時間でなく距離を表しています。

1光年=光りが1年かけて進む長さ という意味です。

ちなみに1秒で約30万㎞進むので、1光年は約9兆5000億km。もうなんだかよく分かりませんね。

遠い星ほど私たちに届く光は過去のものということになります。現在観測できる一番遠い星までは130億光年。

夜空の星を見上げる時、わたしたちは太古の宇宙を見ているのです。

というわけで今回は、星々を渡るSF超大作「インターステラ―」のご紹介です。

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劇的な環境変化によって、地球の寿命は尽きかけていた。生きて帰れるか分からない、重大な使命を担う壮大な旅に選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男と数少ないクルーのみ。彼らは、移住可能な新たな惑星を探す為、前人未到の未開の地へと旅立つ。人類の限界を超える不可能にも思える史上最大のミッション。果たして彼らは、自らの使命を全うし、愛する家族の元へと生還することが出来るのか!?

公式サイトより

私は派手なストーリーが好きなので、「父娘の約束」というテーマについ「ふ~ん、ヒューマンドラマかあ」と流してしまって劇場では見なかったのですが、後々それを猛烈に後悔しました。理論物理学者キップ・ソーン監修による高度な科学考察、これまでにない圧倒的な宇宙の姿、時空を超える人の絆。

少しでもSFに興味があるなら絶対におすすめしたい作品です。

「ブラックホールってなんでも吸い込むんだよね」くらいの知識しかない私でも楽しめましたが、出てくる科学用語を知ると何倍も映画が楽しくなります。

そこで、今回はストーリーをなぞりつつ、劇中に出てきた用語や理論を素人ながらご紹介させていただきたいと思います。本格的な知識からはほど遠いので「ここ違うぞ」と思ったらどうか教えてください。

全部ネタバレするので気を付けてくださいね(「・ω・)「

まずは人物紹介から。

クーパー家

●クーパー:元NASAのエンジニアかつテストパイロット。過去にエンジントラブル事故を経験し、現在は農業を営んでいる。人々が科学に目を向けなくなった時代にも、科学を誇りに思い続けている。

●マーフ:クーパーの娘で利発な少女。父親の教えもあってか幼いころから科学者気質。

●トム:クーパーの息子でマーフの兄。父やマーフとは対照的に農業の道を選ぶ。父の事で「家族を奪われたくない」という思いが強いのか、息子の体が悪くても医者に診せることを拒否し続ける。

●ドナルド:クーパーの義理の父。クーパーに「数十年違う時代に生まれていれば」と才能を惜しむ。

NASA ブランド親子

●アメリア・ブランド:ジョン・ブランド教授の娘で父と共にNASAで働く科学者。クーパーらと宇宙探査の旅へ出る。

●ジョン・ブランド教授:アメリアの父。NASAの科学者でラザロ計画の最高指揮者。人類を救うため重力の研究を重ねていたが・・・

先発隊

先にワームホールを抜け、片道切符を覚悟で移住可能な星を探索しに旅立った12人の科学者。うち「移住可能」の信号があったのは下記3人。

●マン博士:最高の科学者と謳われる先発隊のリーダー。氷の惑星に着陸した。

●ミラー:水の惑星に着陸した。ブラックホールの軌道上にあるため、重力の影響で地球よりも時間の流れが遅い。

●エドマンズ:人類移住可能な星の一つに着陸したが、数年前に信号が途絶える。アメリアの恋人。

エンデュランス号乗組員

先発隊からの信号の星が本当に移住可能な星かを精査する任務を帯びた科学者たち。先発隊よりリスクが低いとはいえ、いつ地球に帰れるか保証はない。

●ロミリー:クーパーらと共に宇宙探査の旅にでる。酔い止めを持って来てあげるというアメリアに「大盛りで」とジョークを飛ばしたり、宇宙船の閉塞感に弱っていたところクーパーに地球の自然音の音源をもらったり、やわらかな人間性が感じられる私のお気に入りのキャラです。

●ドイル:クーパーらと宇宙へ出た乗組員の一人。ミラーの星で大津波が迫るなか、アメリアの救出を優先し自らは乗船が間に合わず亡くなってしまう。

AIロボットたち

個性豊かな宇宙船の同行ロボットたち。独特なフォルムがだんだん愛おしくなってくる。

●TARS(ターズ):序盤にNASAでクーパーを尋問していたロボット。そのためかしばらくクーパーへの当たりが強くて面白い。当初ユーモアレベルが100%で、「誰だそんなご機嫌な設定にしたのは・・・」と思わずNASAに思いを馳せました。名言は『完璧な正直さは時として感情を持つ相手を傷つける』というわけで正直レベルは90%。

●CASE(ケース):ミラーの星でアメリアを助けたロボット。TARSとの再会時は「久しぶり」と仲良さげに挨拶していたのに、クーパーに「無口だな」と言われると「TARSが話しすぎ」とさりげなく毒舌で笑いました。

●KIPP(キップ):先発隊としてマン博士に同行したロボット。ある事情でマン博士に分解され、しゃべる姿は見られない。「修理しても?」とマン博士に申し出るTARSの様子が友人を失った人のように見えて切なかったです。

ストーリーと用語・理論解説

舞台は近未来の地球。

砂嵐や疫病により作物や植物が減りつづけ、世界は終末を迎えようかとしているように荒涼としていました。

人類の末路は餓死か窒息死だと思われている時代で、人々は科学技術発展よりも農業を選ばざるを得ず、目の前の一日を生きるのに精いっぱいでした。

クーパー家も例に漏れず農家を営んでいましたが、クーパー自身は農業があまり好きではなくありません。

この頃、マーフの部屋では「本棚から本が勝手に落ちる」という怪奇現象が起きていました。

「幽霊のしわざだ」と訴えるマーフに、クーパーは「幽霊を怖がるな、現象を探って幽霊を導け」と科学の基本姿勢を教えます。慣れたやりとりの様子から、クーパーは昔からそうやってマーフを育てていたのでしょう。

砂嵐の日、クーパーはマーフの部屋に積もった砂がバイナリコードになっていることに気づきます。幽霊の正体は重力を介したメッセージだったのです。それはある地点を示す座標でした。

座標の場所を目指すクーパーと、内緒で車にもぐりこんだマーフ(チャレンジ精神に溢れています)は目的地につくと拘束されてしまいます。

それもそのはず、そこはなくなったはずのNASAの極秘活動基地でした。

マーフの由来

『マーフィーの法則』

「起こりうる事は起こる」という経験則で、「洗車しはじめると雨が降る」「絨毯の値段が高いほど、トーストを落したときバターを塗ってる面が下になる可能性が高い」などなど、哀しくもユーモアのある表現が数多くあります。

バイナリ(二進法)

0と1のみで数を表現する方法で、2以上の概念がありません。なので1=01、2=10、3=11、4=100というようにに進んでいきます。

この時は座標を示していましたが、モールス信号に変換して言葉を送ることもできます。「SOS」はモールス信号で『・・・ --- ・・・』なので、「0=・」「1=ー」と当てはめると二進法では『000 111 000』となります。ピンチの時は使ってみてください。

重力

いわずもがなという感じですが、実はいくつかの意味があります。

・一つ目はニュートンの万有引力。これは「2つの物質が互いに引き合う力」です。

地球においては、地球の引力(地面に引きつける力)自転による遠心力(空の彼方へふき飛ばす力)が合わさった力の事を指します。

遠心力より引力の方が強いので、私たちは宇宙に飛ばされず地球にとどまっていられるのです。

・二つ目はアインシュタインの相対性理論。「なぜ万有引力が働くのか?」という疑問に「物質が空間を曲げるから」と答えた理論です。この映画では一般相対性理論に基づいて描写されています。

それによると、「物質は存在するだけで周囲の空間を歪める」「質量が大きいほど空間が大きく歪む」という法則があります。

ピンと張った布にボールが乗っているのをイメージしてみてください。ボールが重いほど布がくぼみますよね。その周囲に軽いボールを置くと、より重いボールの方へくぼみに沿って落ちていきます。このくぼみが空間の歪み=重力です。

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世界一わかりやすい一般相対性理論より

そして、歪みに沿って曲がるのは物質だけではありません。光もまた、重力によって曲げられるのです。

下の図を見てみてください。

強い重力を持つ天体から離れたAの光と、天体に近いBの光があります。

光.JPEG

Aの光は重力の影響を受けないので直進します。しかしBの光は重力にひっぱられて長くなります。どちらも同じく「1秒間に進む光」ですが、AよりもBの1秒が長い、つまりAよりもBのほうが時間がゆっくり流れるのです。これはこの後のストーリーにもめちゃくちゃ影響してくるので、「重力が強いと時間の進みが遅くなるんだな」ということはぜひ覚えておいてください。

長くなるので、ここでいったん区切ります。

お時間があればまた見に来てください!

それではありがとうございました。

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